銀座HINA矯正歯科


歯茎の黒ずみの原因、相談すべきは歯医者?

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LIFE 2015/11/10

歯茎の黒ずみの原因とは。歯医者さんとお医者さん、どちらに相談すればいいの?
「歯茎が黒ずんでいて、笑うのが恥ずかしい…」そんな悩みを抱えている方はいませんか?歯茎が全体的に黒い方。部分的に黒ずんでいる方。灰をまぶしたようにくすんでいる方。症状は人それぞれ。どういった原因や解決方法があるのでしょうか?

■症状① 広範囲に黒ずんでいる

喫煙によるメラニン色素の付着か、歯周病を患い、血流が悪くなっていることが原因かもしれません。ニコチンやタールから歯茎を守るためにメラニンは沈着しますが、まれに親御さんからの受動喫煙によって、お子さんの歯茎が変色している場合もあります。また、喫煙が歯周病の原因のひとつでもあり、併発している方も多くいます。

「メラニン沈着」の改善方法
レーザー治療や薬品(フェノール)でメラニンを除去する「歯茎のホワイトニング」(ガムブリーチング・ガムピーリング)が有効です。処置時間はレーザー治療で約30分。薬品だと10分程度で終わります。治療後2~3日はヒリヒリすることがあり、クロズミが消えるまで何回か通院することもあります。まずは禁煙されることが大切ですね。

「歯周病」のクロズミ 改善方法
歯周病の場合は、なんといっても歯の汚れ。歯科医院でクリーニングや歯石除去をして、病気の原因を除去します。こちらも歯周病を専門としているクリニックがあり、そちらがおすすめです。その際に、歯科医から正しいハミガキのレクチャーを受けるはずです。また、ビタミンCを摂ったり、血流をよくするために歯茎マッサージをうけるのもいいかもしれません。

■症状② 差し歯の根本が黒い「ブラックマージン」

クラウン(歯の全体的な被せもの)などを入れると、歯の根本部分が黒ずんでしまう方がいます。これは、歯茎とクラウンの土台との不適合から炎症が起きてメラニンが沈着してしまった。もしくは、治療後に歯茎が下がりクラウンと歯茎の境目から金属が黒く見えてしまっている「ブラックマージン」という状態です。

「ブラックマージン」の改善方法
この場合は歯茎のホワイトニング治療はできません。まずは炎症の原因である「被せもの」を外し、黒ずみの原因が金属ならば金属素材でないものを使用して再治療すると良いでしょう。

■症状③ 歯科用金属による色素沈着「メタルタトゥー」

歯科用金属から金属イオンが溶け出す、あるいは、金属を削るときに飛び散った金属の細かい粒子が、歯茎に沈着することによって歯茎が変色した可能性があります。これを「メタルタトゥー」と言います。

「メタルタトゥー」の治療方法
メタルタトゥーは、その名のとおり「金属の刺青(いれずみ)」と言われ、多くの場合、歯肉の奥深くまで金属イオンが浸透しているため外科手術が必要になります。また、メタルタトゥーの発生や再発を防ぐために、セラミックやファイバーコアなど、金属ではない材料を治療に用いることをおススメしています。

歯茎の黒ずみは改善することが可能です。まずは、歯科医院に相談してみて下さい。

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