銀座HINA矯正歯科


歯列矯正はいくつまで?長い目でみた矯正の効果。痴呆症・心筋梗塞にも影響!?

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LIFE 2016/10/17

歯列矯正の理由は、大きく3つに分けられます。顎関節やかみ合わせの矯正。審美のための矯正。そして健康のための矯正”です。

 

平均寿命が長くなり、それに伴い歯の重要性が増しています。生涯、自分の歯でモノを噛みたいと考えた時、歯列矯正はプラスに働きます。データでも歯並びの良い方が、将来的な歯の残っている数が多い報告もあります。

 

年齢にまつわる矯正のあるある

患者さんの歯の状態、もしくは健康状態によりますが、基本的に、矯正治療を受けられる年齢に制限はありません。

 

年齢が増すごとに、歯が抜けて、本数が少なくなっているケースがあり、インプラントやブリッジなどの人工物を活用しつつ、隙間を詰めて対応している人が多くなります。

なんとか差し歯やインプラントを施しても、歯並びがガタガタで噛み合わせが悪いままでは、不適切な位置や形態にせざるをえません。例えば1本失った出っ歯の前歯には、人工のものでも出っ歯の歯しか入れられないということです。歯並びが良い場合には、もしもどこかの歯が失われたとしても、適切な位置に美しい形態のものを再建できるというメリットがり、この点でも矯正治療を考えるのは前向きな選択です。

 

もちろん、若い時にくらべて骨や歯の細胞組織の活性度が落ちているため、患者さんの健康状態を考え、できるだけリスクの低い治療方法を選択しなければいけません。治療には、少々時間もかかる場合もあります。

 

このことを考えると、少しでも早くに歯並びを整えることが口の中の環境や治療期間にとって大切だと思われます。

 

歯のアンチエイジング

定期的な歯のメンテナンスを心掛けるだけで歯の寿命はグッと長くなります。

 

皆さんは“80歳まで20本の歯を保とう”という、厚生労働省と日本歯科医師会が推進する『8020運動』をご存知でしょうか?

 

人の歯は、親知らずを抜かすと全部で28本になります。ところが、平成23年に厚生労働省がおこなった『歯科疾患実態調査』によると、56~64歳で23.25本。75歳オーバーでは13.32本と、高齢になると、実に歯の半分以上が失われてしまうそうです。

 

歯が抜けて、噛む力が弱くなると体力の衰えだけでなく、痴呆症のリスクや心筋梗塞などの疾患にかかりやすいという調査結果もあり、歯と身体の健康と密接だということが分ります。

80歳まで自身の歯が20本残っていれば、大抵のものは噛めて美味しくご飯が食べられます。

 

若いころに見た目が気になり始めた歯列矯正も、年齢を経てからも意外に自身の歯や健康状態に貢献してくることを考えると費用と効果のバランスはとても良いと感じますよね。

 

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