歯磨きは食後何分が理想的? 磨けば、磨くほどホワイトニング効果あり?
皆さんは食後、何分くらいで歯を磨きますか?
朝食後と夕食後は欠かさず、昼はエチケットとして“食べたら磨く習慣”を実行している人が多いと思います。
じつは、食後、歯を磨くのに理想的な時間帯“ホワイトニング・タイム”があるのです。
それは、食後15~30分ほどおいた頃。
食べたら、すぐ磨くのがベストだと思っている人が多いのではないのでしょうか?
モノを食べて酸性になった口内のまま歯を磨くと、歯の表層にあるエナメル質が傷つきやすくなります。そのため唾液が酸性を中和し、再石灰化を促しやすい状態になるのを見計らって歯を磨くのが理想です。
磨けば磨くほど歯が白くなるわけではありません。
歯についた着色は取り除けても、個人のもともとの歯の色は人それぞれです。
ブラッシングだけでは元の歯以上には白くなりません。
強い力でブラッシングしたり磨きすぎたりすれば、歯茎にダメージを与え歯周病や歯槽膿漏のきっかけになりますし、エナメル質に細かい傷がつけば、かえって汚れが付着しやすくなります。
歯は漆器のような構造をしています。表面は乳白色で硬めエナメル質。
その下に黄色い象牙質がひかえます。
歯が黄ばんでゆくのは、年齢とともにエナメル質が薄くなって下の象牙質が透けてくる。
またはエナメル質に細かい傷が付き、表層に食物の色素が沈着するなどが一般的な理由です。
近頃は、自宅で簡単にセルフホワイトニングができるようになりました。
ドラッグストアに行けば研磨専用のハミガキ粉や「歯の消しゴム」といわれているヤニ取り・ステイン除去用のグッズも種類豊富に並んでいます。
だだし、使いすぎはとエナメル質のダメージになります。月一回、もしくは週一回と使用説明書の注意記述をかならず守ってください。あくまでも、歯の表面の着色除去ですので、本来の歯の色がより白くなるものではありません。
エナメル質本来の色を白くしたい人は、歯科医院の過酸化水素をもちいたオフィスホワイトニングがオススメです。
エステ系で使用されるポリリン酸やピロリン酸などは化学的に色素を分解して除去する効果が弱いのが欠点です。
同じホワイトニングと表示されているもののなかでも、種類を確かめて、ご自身にあったものを選ばれると良いでしょう。