銀座HINA矯正歯科


事故や虫歯で、歯が割れたり抜けたりしたときの対処法

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LIFE 2015/10/27

突然、思いもよらぬところで歯が欠けてしまったら焦りますよね。事故による外傷。虫歯の内部進行。くいしばり・歯ぎしりなどの圧力などなど。緊急事態の時に、行きつけの歯医者さんにすぐに飛びこめる状況ならば良いのですが…

■歯が欠けたら、審美歯科と一般の歯科どちらに行けばいい?

欠けた理由が、虫歯によるものならば治療を施してから歯の形を整えます。審美歯科で、より美しく歯を再生させたい方は、虫歯の治療と継続して通院するのが良いでしょう。もしも、事故や外傷により欠けたり抜けてしまったのならば、「口腔外科」の専門クリニックか一般歯科の診療項目の中に「口腔外科」を掲げているクリニックで診てもらってください。

ただ、緊急に近場の歯科医に飛びこむならば、どの歯科医院でも問題ありません。なにもしないで放置するより、まずは診察を受けて下さい。

虫歯にしろ怪我にしろ、もしも自分の歯がダメになってしまうようなことがあれば、審美歯科で1本の歯に数十万かけるよりは、見た目も咬み合わせも改善できてしまう矯正治療の方が将来的にメリットが大きいはずです。デンタルインプラントなども最終手段と考えてください。以外に矯正治療でできることは沢山あるんですよ。

■欠けてしまった・抜けてしまった歯はどうしたらいい?

歯が欠けてしまったり、抜けてしまったりした時は、出来るだけ歯を保存して持ってきていただくのがベストです。抜けた歯の根の部分がしっかりと残っていれば、歯をもとに戻せる場合があり、早く治療すればするほどその確率はあがります。

■歯を正しく保存すれば、抜けた歯をもとに戻せる可能性がある

抜けた歯を、ティッシュやハンカチで包んで持ってこられる方がいますが、これはおススメしません。歯の根の表面には歯根膜という組織があります。この歯根膜が生きていれば歯を元の位置に戻す(再植)が可能になる率があがり、以前の機能を回復できるかもしれません。

■歯の保存液について

抜けた歯を、ティッシュやハンカチで包んで持ってこられる方がいますが、これはおススメしません。歯の根の表面には歯根膜という組織があります。この歯根膜が生きていれば歯を元の位置に戻す(再植)が可能になる率があがり、以前の機能を回復できるかもしれません。

■保存液が手に入らない場合はどうしたらいい?

しかしながら、緊急時にインターネットで買っている暇はありません。近所に調剤薬局や、会社の医療室が無い場合など、記下のもので代用できます。

・脂肪分の少ない牛乳

封の開いてない新しい牛乳を活用して下さい。6時間ぐらい保存が可能です。

・コンタクトレンズの保存液

生理食塩液(等張食塩液)であればコンタクトレンズの保存液が有効です。コンビニやドラッグストアでも手に入るので、かなり現実的な手段。24時間くらい保存できます。

■本当になにも用意できない場合は…?

なにも用意できない場合は、最悪、飲み込まないように口の中で保存し続けるのが良いでしょう。水道水はおススメしません。歯根膜の組織が変性してしまうことがあります。

■これはNG。やってはいけないこと3つ

①抜けた歯を汚れているからといって、石けんや洗剤で洗い流してはいけません。生理食塩水がない場合は、こすったりせず水道水の流水で洗いして下さい。

②欠けた歯を接着剤でつけてはいけません。接着剤を削り取ってから治療にあたらなければならず、大切な歯も一緒に削らなければなりません。(意外にくっつけてくる患者さんは多いのです。)

③最後に。欠けた歯はエナメル質の覆いが無い部分からすぐに虫歯になります。放置せず早めの対処を心掛けてください!

 

 

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