銀座HINA矯正歯科


歯列矯正すると、芸能人のような小顔になれるのは本当か?

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LIFE 2016/05/10

「矯正して顔を小さくしたいです」

幅広い年代の患者さんに聞かれるのが歯列矯正と“小顔”についてです。「わかりました。小さくしましょう」と答えてあげられるとハッピーなのかも知れませんが、歯列矯正だけで劇的に小顔になるかは不確実です。

 

なかには「以前にくらべ小顔になったのは、歯の矯正をしたから」という芸能人のコメントを聞きつけ、過剰に期待する患者さんもいます。そういった噂を調べてみると、歯列矯正だけでなく美容整形の手も借りてるかな?と思うことがしばしばです。

 

矯正中はダイエットにもってこい?

そういう時は「矯正器具をつけると、咬み合わせが変わり、一時的に咬む力が弱くなり、小顔になるかも知れないね。」なんて返すときもあります。矯正治療の初期はどうしても、その環境に慣れるまで食事の量が減る傾向にあります。柔らかいものを食べる傾向にあることも、筋肉に変化を及ぼしている要因のひとつだと思います。

 

もちろん、矯正すれば口周りがスッキリします。そのため歯列矯正以後は小顔に見えることもあるでしょう。

 

小顔効果とはどの部分の変化なのか?

矯正治療に関わらず“親知らず”を抜くと、この親知らずが、顔の大きさに影響する場合があります。親知らずを抜くと基本的に一番奥に噛む力が伝わりづらくなり、結果、筋肉が痩せ、小顔効果につながるということです。

親知らずの抜歯場合、特に下の親知らずは歯の頭が隠れていることが多く、抜歯後その治る過程で周囲が腫れます。腫れている間、食事は量が減り、柔らかいものが多くなります。そのため筋肉が落ち、エラのある方は張り出しが弱くなり、口周りがシュッとするという仕組みです。抜歯と同様に、矯正治療の初期も同じような効果で口周りに変化がでることが多いです。そのためエラの張り緩和され、小顔効果につながります。

 

歯を抜くということ

では小顔=抜歯の矯正治療は、より小顔になるかというと、少し違います。矯正に加えて、抜歯したらもっと咬みにくくなって、もっと小顔になるんじゃないか?答えはノーです。ものには限度があります。筋肉が一時的に痩せる限界がありますから、極端な話で咬まなければ、一番小顔になれるのではないかと考えるかもしれませんが、それは間違いなく病気になります。頬がこけ、ゲッソリとなり、人から心配されます。実際、矯正治療で歯を抜く抜かないに関わらず、口周りがシュッとするかしないは、個人差が大きく反映されます。ですから、過度な期待は避けた方が良いかもしれません。

 

美容整形をする前に

歯列矯正をすることで、口元のでっぱりや横顔のシルエットの変化が現れます。輪郭整形を考えた場合、矯正治療を行ってからそれでも、より変化を望む場合には美容整形をされるのが良いでしょう。その時は、おすすめのクリニックをご紹介もできます。

 

 

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