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知覚過敏2015/04/07

 4月になり暖かい日が増えてきましたね。

ただ通勤するにしても暖かな日差しの中を歩いたり、ちょっと桜の花を見かけるだけでも和やかな気持ちになります。

春を象徴するものと言えばやはり「桜」ですよね。桜と言えば、桜の開花宣言についてこんな話があります。

桜の開花予定日は南西諸島や北海道の大部分を除いてソメイヨシノの開花日らしいです。各地で特定の桜を基準木として定めていて、冬の気候や春の気温予想などから細かな計算をして開花予想日を決めているみたいです。そして実際には人の目で基準木のつぼみが、5、6輪ほころびるのを確認して開花したとみなされるのです。

東京都の基準木は、靖国神社境内にある桜で、テレビでは沢山のマスコミ関係者の中、スーツを着た気象庁の方と思われる男の人が、基準木であろう一本の桜を観察していました。しばしの沈黙の後、おもむろに携帯電話を取り出し、どこかに連絡をしています(もちろん気象庁です)。どうやら開花宣言を告げたようでした。なかなかアナログな判別方法だと思いました・・・。


ただ、まだまだ寒い日もあるだけに、風が歯にしみるなんて人もいらっしゃると思います。口の中で痛いものランキングで虫歯、口内炎などと肩を並べる「知覚過敏(ちかくかびん)」。皆さんも良く耳にする単語ですよね。

はじめは歯に痛みを感じ虫歯だと思い、歯医者さんに行くと知覚過敏と言われた方も少なくないのではないでしょうか?これがなかなか「くせ者」で、冷たい水を口に含んだ時や歯ブラシの時、風があたったりするだけでも、不快なキーンという痛みが走ります。ちょっと気を抜いた時にやってくるから、びっくり度も重なり痛さ倍増ですよね。

そもそも、歯は外界の刺激が届かないように「エナメル質」という硬い層でコーティングされています。その内側に「象牙質(ぞうげしつ)」という刺激を感じる層があり、そのまた内側に「歯髄(しずい)」という一般には神経があります。基本は3層構造なんですね。ですからエナメル質がしっかりガードしていれば、冷水でも風でも平気なはず・・・なのですが、何からの原因でガードが弱くなっていると知覚過敏として現れてくるわけです。


ではその何らかの原因とは何でしょう?

①不適切なブラッシング。
 毎日の歯みがきにおいて、力がかかりすぎているといくら硬いエナメル質でも徐々に削られていきます。また歯磨き粉の中の研磨剤などもそれを助長すると考えられます。

②歯周病や加齢変化。
 エナメル質は歯の頭の部分(正常ならば歯ぐきから出ている部分)にのみあります。
 ですから、歯周病や加齢変化で歯ぐきが下がることによって、エナメル質のない部分が露出し、刺激を感じやすくなるというわけです。

③プラーク(歯垢)。
 プラークは細菌の塊です。細菌はエナメル質を溶かす酸や有害物質をつくります。磨きすぎも問題ですが、磨かないこともまた問題なんですね。

④歯ぎしり。
 歯と歯の摩擦によりエナメル質が削れたり、ヒビ割れたりすることが考えられます。また歯周病を進行させることもあり、注意が必要です。以上の項目が一般的に多いですね。

ではどうすればそのやっかいな痛みを予防できるのか、起きてしまったらどうすればいいのか・・・。

 

 

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