銀座HINA矯正歯科

すべての女性のためにより美しく、より安全に。


妊娠での変化2013/11/05

当医院には沢山の女性の患者様が来院されています。

職業も年齢も様々ですが、妊婦さんが増えてきています。
ブライダル矯正で来院した後、妊娠、出産と考えてみれば自然な流れですね。

ただでさえ大変な状況なのに矯正治療中となれば大変極まりないですよね。
そこで今回は妊娠にまつわる歯と口の健康についてお話しようと思います。

妊娠すると母体には様々な変化が起こります。
食べ物の好みが変わる、皮下脂肪が増える、胸が張って大きくなる、脚がむくむ、便秘になりやすいなどいろいろな変化が体に起こり、その中のひとつに虫歯や歯周病になりやすくなるというものがあります。
中には都市伝説のように「妊娠したら歯がボロボロになる」「母乳が虫歯をつくる」など嘘か本当かわからないようなことまで広まっています。

妊娠中の大きな変化のひとつに女性ホルモンの増加があります。
女性ホルモンは歯周病菌の好物で歯ぐきの病気になりやすくなります。
それに加え唾液の量が減り、性状がネバネバしたり、唾液の役割のひとつの中和力が低下します。

また「つわり」で食事の回数が増えたり、酸っぱいものが食べたくなったり、歯みがきが気持ち悪くなったりと歯と口の中にとってピンチの状態が続きます。
ちょっとした刺激で出血したり、軽い炎症が急速に悪化しやすくなっていきます。
ちょっとしみたり、痛みがあったりすると、ついつい歯磨きもおろそかになりがちです。

でも磨きやすい小さい歯ブラシや刺激の少ない歯磨き粉を選んで必ず磨きましょう。
歯磨き習慣は、自分で出来る予防法として、とても効果的な方法です。加えて、出産前に出来るだけ菌を減らせるように専門のクリーニングを受けましょう。

また、ある本には100%キシリトールガムを1回5分以上、1日5回食べると、3ヵ月で口の中の菌は50%減少し、2年間でゼロに近づくなんて記載もありました。

心も体も大変な時ではありますが、自分のためだけではなく生まれてくる子どものためにも日々のケアが大切になるんですね。

> 前に戻る